不動産に関する問題を弁護士が解決する法律相談Q&A

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Q&A1不動産とは?

質問

不動産って、要するに土地のことではないのですか。
それ以外に不動産があるのですか。
不動産の取引などの場合に注意する点を教えてください。

回答

1 不動産の意義

法律上は、土地及びその定着物を不動産と言います(民法86条1項)。建物は、土地の定着物として、不動産として定義付けられます。

建物は、それ自体で独立の不動産と認められます。樹木は、立木(りゅうぼく)法による登記又は明認方法によって、独立の不動産と認められます。なお、欧米諸外国では、建物は土地の一部として扱われます。

その他工場抵当など特別法により不動産と同様に扱われる財産があります。

2 不動産の特色

不動産以外の物が動産です。不動産は、所在が一定していること、一般に高価なことなどの点で、動産と異なります。

権利の移転も、登記をしてはじめて、主張できます。権利証(登記済み証)が、重要な意味を持っていたわけです。現在では、行政手続きのオンライン化に伴い、権利証に代わり登記識別情報が交付されるようになっています。

我が国では、土地と建物が別個の不動産とされ、別個に登記ができることから、複雑な権利関係を生ずることがあります。

そのほかにも、法律上、慎重な扱いを受けます。差押も、執行官ではなく、裁判所が行い、その手続も厳格です。

固定資産や、譲渡税、登録免許税など不動産に特有の税金があります。

3 不動産の現代的課題

従来、土地付き建物の場合、ことに建物が古いと、土地(更地)だけの評価で取引がなされていました。しかし、これからは、耐久性のある建物、収益性を考慮した建物が増えてくるに伴い、土地と建物とを一体として評価する必要が生じますし、取引されるようになることでしょう。

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